りげんどうの日々

今月の小鉢から 舞茸のフリット

2020年10月8日

台風が近づくにつれ、朝から冷たい雨の降る東京。
通勤の途中、大判のストールを首に巻くひとの姿もありました。
急な寒さに体調を崩さないよう、それぞれの工夫がうかがえます。

日々のごはんからも、元気を蓄えたいところ。
本日は今月のお膳につく小鉢から、「舞茸のフリット」をご紹介いたします。

「さくさくして美味し~い!!」
スタッフからも大好評のフリット。
美味しさの秘密は衣にあります。

【フリット衣のレシピ】

材料は以下の4つです。

ビール 150㎖
強力粉 150g
塩   2.5g
B.P   2.5g

①ボウルにビール以外の材料を混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく
②粉の中央をくぼませて、ビールを注ぎ手早く混ぜる

揚げるものは舞茸の他に、白身魚でも、鶏のささ身でも。
お好みのものをお選びください。

衣に舞茸をさっとくぐらせ、

180度に熱した油で揚げ始めます。
油の中で具材をふり、余分な衣を落とします。

衣がきつね色になったら引き上げ、油をしっかりと切り、
熱々のうちに塩で味をつければかりっと美味しいフリットの完成!

すだちと若い芽だけを摘んだおかひじきを添えて。
ひと皿ひと皿、ご注文いただいてからお作りしております。
できたての、熱々を、どうぞお召し上がりくださいね。

神在月(十月)の旬彩ごはん御膳

2020年10月2日

10月に入り、そこかしこで秋が深まってゆくのを感じます。
今朝は風にのって金木犀の甘やかな香り。
胸いっぱいに吸い込むと、気持ちまではなやかになるようでした。

昨夜は中秋の名月でしたね。
朝は曇って見られるか心配だったお月さまも、
秋の夜空にまあるくあらわれました。
思わず手を合わせてしまいたくなる有難さ。
皆さんは何を、お願いしましたか。

さて、今月のりげんどう。

※10月を旧暦では「神無月(かんなづき・かみなづき)」といいますが、
 出雲には神様が集まるとの言い伝えから、出雲では「神在月(かみありつき)」と呼ばれています。

旬彩ごはん御膳の主菜はこちら。

「蓮根餅 海老と秋野菜のあんかけ」

俵型に丸めた蓮根餅は、すりおろした蓮根と刻んだ蓮根をあわせ、
しゃきしゃきとした食感のたのしい仕上がりに。
うえからたっぷりとかけた生姜餡には、
海老の他にささがき牛蒡・山茶茸(やまちゃだけ)
生のきくらげ・銀杏が。
ひと皿にいくつもの秋を見つけていただけるかと思います。

古民家で、秋のさわやかなひと時を過ごされませんか。

9月後半の主菜 蒸し鶏

2020年9月17日

朝晩の涼しい秋風に、薄手の羽織がいるようになりました。
秋に慣れたころですが、真夏の疲れがでるのもいまの時期。
食欲がなんとなくでない日や、寝付きにくい日もありますよね。

りげんどうでは、本日16日より土鍋ごはん膳の主菜が新しくなりました。
9月後半の主菜はこちら。

蒸し鶏 完熟南高梅の梅味噌ソース

低温調理でやわらかく蒸しあげた大山鶏(だいせんどり)に、
和歌山県・蔵光農園の完熟南高梅をつかった梅味噌のソースをあわせました。
梅味噌は、昨年お店でいちから仕込んだ味噌でお作りしています。

くちなしの実で染めた黄色い蓮根に無花果、素揚げした銀杏が秋を彩る一皿。
薄味に炊いてかぼすの香りをまとったきのこや、
たっぷりと添えられた青菜も身体に嬉しいお料理です。
さっぱりと、しみじみ、この夏の疲れを癒していただければ幸いです。

スタッフ一同、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

※9月22日(火)祝日は、通常通り営業致します。