りげんどうの日々

3月2017

菜種梅雨

2017年3月27日

6月頃の梅雨時期に咲く紫陽花の芽が
緑豊かに出始めました。

昨日からの雨にじっくりと濡れそぼっていましたが、なんだか嬉しそうです

あの、青紫のたっぷりとした紫陽花ではなく、
こじんまりとした山紫陽花です。

雨に似合う花が今から準備段階に入りました

4月からの新生活を送る方も多々いられると思います
そわそわ準備している方もいるのではないでしょうか?

(真新しいノートや鉛筆の匂いにドキドキしたりしました!)

本日2階で開催しました、ペパニカのワークショップの光景に、小学校の図工の時間を思い出しました。

皆様、とてもの集中してオリジナルを作られ、最後は楽しそうに合奏していました。

(イシイ)

純粋なもの

2017年3月23日

4月も間近になり、
皆様それぞれの新しいスタートに向けて、
何かと慌ただしい時期でしょうか。
東京では桜の開花宣言があったり、
スギ花粉の飛散がピークを迎えています。
桜の満開には1週間ほどかかるそうですが、
日に日に咲いていく様子も楽しみたいと思います。

りげんどうには、春らしい一品が入荷致しました。
「奥出雲の山蜜」という島根県産の蜂蜜です。
昔ながらの方法で採集された純粋な蜂蜜で、
蜜源植物はレンゲ・ナタネ・ウメ・サクラ・アカシアなどです。
さらりと軽い食感で、癖のない味なので、
ヨーグルトやフルーツにかけたり、
ホットミルクに入れたり・・・何にでも合います。
もちろんそのままでも。
私はこの蜂蜜で、
ハニーバタートーストを食べるのにハマっています。
季節商品のため、お買い求めはお早めに。

(ナカシマ)

捨ててしまうもの

2017年3月16日

少しづつ、りげんどうの庭の木々が芽吹き始めています。

春とはいってもまだまだ着るものはあたたかいコートとマフラーが手放せませんね。

「はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな」

これはかまど炊きのご飯の火加減の極意です。りげんどうの本社は島根県の大田市というところにあります。

自社が営んでいるお宿「他郷阿部家」では、かまど炊きのご飯を薪をくべて炊き、そのおむすびをお客様に召し上がっていただいていますが、ここはかまどがないため、ランチのごはんは「一志朗窯」という一升炊きの大きな土鍋で毎日せっせと炊いています。

この土鍋で炊くごはんはふっくらつやつやで、甘みがあり、炊き立ては格別なのです。

そして、土鍋で炊くと毎日おこげという副産物が出来上がります。昔の人はあたりまえに食べていたこのおこげも、今では、お店で出すとみなさん珍しがって喜ばれます。

それでも毎日おこげがとれ、ストックはパンパン。捨ててしまうのももったいないのでどうしようか…と考えスタッフのアイデアからおこげを3日間ほどお日様に干し、それをからりと揚げ、おせんべいのようにして、只今パフェに添えております。

おこげを干している状態

これを胡麻油でからりと揚げ、熱いうちに塩やお醤油をじゅっとかけて頂くおせんべい。これ、止まらない美味しさなんです。

ただ今の箸間メニュー「お雛パフェ」

それでもさらに残ってしまうこのおこげたち…。

スタッフに、ある日言いました。「もう、おこげストックたくさんあるから捨てていいかな~?」
するとスタッフ「それ、おじやにするとおいしいんでもらってもよいですか…?」
野菜の端キレなどすてようとすると、必ずもったいないお化けのように現れ、大事に持っていき家で調理して食べてくれるスタッフたち。

私も、彼女たちに見習い、おこげをもらっておじやにして食べてみました。

捨ててしまうのはもったいないくらい滋味深い味。
あんまり美味しくて…おこげを使った新メニューに思いを巡らせてしまいました。

自社の大切にしていることの中に、「捨てられていくものに価値を見出すこと。」と「復古創新」があります。

りげんどうの食を考える上でも、この2つの言葉は大切にしていることの一つです。

さて、おこげを使って何をつくろうかな♪

なにかいいアイデアあれば、そっと耳打ちしてくださいませ。

(オオイケ)