歴史を切らない
私たちが活用を目指して 手を入れている古い建物は 文化財と呼ぶには新しすぎる。 庶民のくらしのためのものだから 決して立派なものだとも言えません。 コンクリートの建物に建て替えられていく流れに 取り残されたごく普通の住宅です。 ただ建物や場所との出会いも一期一会 これだと思うと、なんとか生かしてやりたいと思ってしまう。 島根の職人の技をこの家に吹き込んでみたい 次の世代に伝えたいのは 年月を経た素材であり、技である この建物の中にかつてあった暮らし これからつくるくらしは どんなものになるだろう
2011年6月4日
大工さんは島根県からお越しですので、泊まりながら自炊をされています。
机がなかったので、あるもので作られました。
まな板は手作りです。
壁を剥ぐのに使われていた、バールと、のこぎり。
インパクト。
電動で、充電式です。
他にも、釘を打つのに、こちらを使って。
中には、釘が籠められています。
屋根にかけた防水シートを留めるのは、
タッカーという、
巨大なホッチキスのようなもの。
ごみをかき集めるのに使われてた鋤廉(じょれん)。
建物が水平なのかを
赤い光のラインで計測します。
ヘルメット用の鉛筆ホルダー。
すみ壺
センチメートルと思えば、
裏返すと、寸表示。
まだまだ、普段見慣れない道具が登場しそうです。
カテゴリー:大工,改修工事 はじまりからおわりまで
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