歴史を切らない
私たちが活用を目指して 手を入れている古い建物は 文化財と呼ぶには新しすぎる。 庶民のくらしのためのものだから 決して立派なものだとも言えません。 コンクリートの建物に建て替えられていく流れに 取り残されたごく普通の住宅です。 ただ建物や場所との出会いも一期一会 これだと思うと、なんとか生かしてやりたいと思ってしまう。 島根の職人の技をこの家に吹き込んでみたい 次の世代に伝えたいのは 年月を経た素材であり、技である この建物の中にかつてあった暮らし これからつくるくらしは どんなものになるだろう
2011年6月3日
今回は、どちらかというと、マイナスをゼロにすることが仕事、と職人さん。
ベランダを撤去したら、
顔つきがスッキリしました。
物が散乱していて、存在が分かり辛かったテーブル。
書きもの、打ち合わせ用に残され、大活躍。
足の踏み場もなかった和室は、
畳もなくなり、次への用意万端です。
壁を挟んで向かって左
壁を挟んで向かって右、の間にあったのは
階段です。
壁がなくなりました。
裏口へ続く部屋は、
筒抜けになりました。
カウンターは、
撤去されました。
お風呂場は、
なくなり、
天井も、
古木を使ってきれいになりました。
ボロボロになっていたトタン屋根は、
これらは、
職人さんによって、
撤去され、
新しく。
階段室もできました。
きれいにトタンが入りました。
すっと鼻筋が通ったお顔立ち。
途方に暮れるほど、ゴミが散乱していたとは思えない。 職人の皆さまのお仕事でした。
カテゴリー:大工,改修工事 はじまりからおわりまで
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