りげんどうの日々

改修工事 はじまりからおわりまで

古木を使った階段ができるまで その1

2011年6月7日

階段作りがスタート。

その前に、荊尾さんが、図面のようなものを書かれていました。

サササラを板当てて、

長さや、

角度、

高さ、

印をつけたりと、計測の後、

それらの数値を、ササラ板に反映されていました。

その後、切った板を、

入れてみて、様子をみます。

用意されたのは、こちら。実は、廃校になった小学校の階段に使われていたもの。
 

一枚一ま表情の違う板を計測して、

階段の幅に合わせてカットします。

それらをササラ板に一枚一枚合わせて印をつけていきます。

古木ですので、板が添っています。

一枚一枚、反り具合も違います。

印を入れたところの溝を

掘っていきます。

合わせてみて、

微妙な部分は、

ノミを研いで、

細かいところを掘って調整します。

微調整を何度も繰り返して、

板を入れてみます。

もう片方のササラ板を合わせて、

二人がかりで、溝に入れていきます。

釘を打って、固定します。

床の下地

2011年6月5日

屋根まで終えた改修工事も、次は、床の改修からスタート。

建物の南北高低差が大きいため、高さ調節が必要です。

ノミを砥石で砥ぎながら使います。

古い床を取り払った床下。

普段あまり

見ることのない所です。

根太かけを打ち込み、

根太と大引きを打ち込んでいきます。

材料が割れないよう、釘の先を叩いて丸めて打ちます。

ああ

床の下張りをしていきます。

下地が、

入っていきます。

古い柱に刺さっていた部分は錆びています。

天井の下地も同時に。地方によって、ノブチの仕上がりが違うそうです。

まだガラクタがわんさか残っているのですが、

壁を剥いだら、素敵なドアが出てきました。

 

屋根ができていますので、雨の心配なく作業ができます。

天候など踏まえて、改修工事の段取りがなされています。

大工さんのワザ と 道具 Ⅰ

2011年6月4日

大工さんは島根県からお越しですので、泊まりながら自炊をされています。

机がなかったので、あるもので作られました。

まな板は手作りです。

壁を剥ぐのに使われていた、バールと、のこぎり。

インパクト。

電動で、充電式です。

他にも、釘を打つのに、こちらを使って。

中には、釘が籠められています。

屋根にかけた防水シートを留めるのは、

タッカーという、

巨大なホッチキスのようなもの。

ごみをかき集めるのに使われてた鋤廉(じょれん)。

建物が水平なのかを

赤い光のラインで計測します。

ヘルメット用の鉛筆ホルダー。

すみ壺

センチメートルと思えば、

裏返すと、寸表示。

 

まだまだ、普段見慣れない道具が登場しそうです。