歴史を切らない
私たちが活用を目指して 手を入れている古い建物は 文化財と呼ぶには新しすぎる。 庶民のくらしのためのものだから 決して立派なものだとも言えません。 コンクリートの建物に建て替えられていく流れに 取り残されたごく普通の住宅です。 ただ建物や場所との出会いも一期一会 これだと思うと、なんとか生かしてやりたいと思ってしまう。 島根の職人の技をこの家に吹き込んでみたい 次の世代に伝えたいのは 年月を経た素材であり、技である この建物の中にかつてあった暮らし これからつくるくらしは どんなものになるだろう
2011年6月24日
2階で何か動きがありそうです。
掃除らしきものが始まりました。
川上さんが、壁に
テープを貼って、
液体を柱に塗っていきます。
この液体は、
先日、岡本さんが試されていたもの。
ペンキが落ちて、木の本来の色が顔を出します。
ヘラと、
タオルを駆使して、ペンキを剥ぎ取ります。
鴨居の隙間も、細かいところまで。
川上さんは瓦葺き職人さんですので、その知識と経験で
島根から届いた瓦を焼くためのレンガを
壁に貼り付けてくださいました。
ペンキが剥がれるのを待っている、柱や建具は多数。
他にも、届いた材料を使って、手すりの取り付けなど、同時進行です。
床の上貼り担当は、坂本さん。
手すりの微調整。
素材は桜です。
石膏ボードを貼ったり
ボードが必要な部分の計測、
階段室の石膏ボードを
計測して貼っていきます。
ボードの下に見えるのは、断熱材です。
踊り場の天井。
それ以外のお仕事も。
お二人とも、今回の滞在は本日まで。お疲れ様でした。
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