りげんどうの日々

大和塀ができるまで その2

2011年8月15日

足りなくなった素材を手造りする大工さん。

送られてきた素材の端をかなづちで叩く大工さん。

この二つの素材を合わせたところ。

溝に入れて合わせます。

大和塀の素材は、島根から、塗装されたものが送られてきています。

  

こちらはあとで塗装します。

その素材を使って、大和塀作りが始まりました。

声を掛け合って、掛屋でたたいて打ち込んでいきます。

素材が打ちこまれたあと。

完成までを追ってみます。

どうも、こちらには建具が入る様子。

  

すでに塗装された素材が送られてきてはいますが、
現場に合わせながらの塀づくりです。


やはり、気になるのは、お二人の距離感。

山本さんも応援に。

ふと、垣間見える景色。

再び、真剣そのものの表情に戻られます。

素材を組んだ後は、くさびを打ちます。


そして、そのくさびを、他の部分と同じ色に塗ります。

次は、縦に板を打っていきます。

等感覚になるように。

使われているのは、錆びないため、真鍮の釘です。

カーブが気になるということで、削られていました。

丸くなりました。

 

次は、裏へ。

隙間からチラリと見えます。


こみせんを打って、

それを丸く削って。  


次は、側面になるところの塀づくりです。

狭いところでの作業です。

途中でお仕事をお願いしたら、快く受けてくださいました。


次は、その反対側の塀の作成です。また、仲良くお二人で。


荊尾さんは、60歳とは思えないくらい、身軽です。

先程削られたとこを塗っていらっしゃいます。

丸く削った後のこみせんも

ひとつひとつ。

細かいところの微調整です。

柱の数が足りなくなったので、

型を当てて

作成中。

そして、その後は、塗装します。

 

灰を混ぜて、色味を出します。

  

 


二人での共同作業です。

◇◆◇
次は、こちらに建具が入りますので、渡部さんが塗装されています。そして、微調整。



塀と、建具で、かなり表情が変わりました。
再び、解体前の写真を並べてみました。

(撮影:設計士 渡部孝幸さん)


(撮影:設計士 渡部孝幸さん)