りげんどうの日々

大工

職人さんのワザ と 道具 Ⅱ

2011年6月12日

この合ジャクリを作る台は、職人さんの手作りです。

板を打ち込んで作られているのは、坂本さん。

板を固定するのに、釘が打ってあります。

そのおかげで、きれいに板が削れます。

あちらこちらに塗られているペンキを、

剥いでおられるのは、岡本さん。

きれいに取れて、もとの色が出てきました。

2階でも試してみます。

使われた薬品はこちら。

きれいに研がれたノミは、

砥石を持参で、研ぎながら。

ささっとノミで削って作られました。

ねじれた板を溝に入れるのに使った、バイス。

古木を使うと、釘などがささっていることが多く、

道具に傷がついてしまうことも。

こちらの道具は、スライド丸のこ。

赤いラインを切ります。

レーザーを使ったりして、

床に垂直かどうかを

見ています。

照明の位置を変えながらの作業です。

膝に合わせて、材木を切る山本さん。

階段がないので、板を通してあります。

天井の下地

2011年6月11日

天井の下地です。
隠れてしまう部分ですが、いろいろ追ってみました。

まずは、断熱材。

屋根の真下にあたる部分には、断熱材が入っています。

カットして使います。

      

二階部分がある天井は違う方法で。

その前に、天井との隙間にくさびが打ってあります。

材料を無駄にしないよう継いで、更に補強します。

階段の踊り場部分の

天井の

微調整です。

震動のため、階段の踊り場との間は少し開けてあります。

作戦会議中。

天井の釣り木の取り付けです。

一本一本切りながら。

採寸して留めて、

切って

採寸して、

ずっと、上をみての作業です。

   

できました!

そして、下地を打っていきます。

普段目にすることのない、天井の下地部分でした。

階段の仕上がり

2011年6月10日

階段ができました。早速2階へ上がってみましょう。

板を踏みしめながら上がって、

カーブして、

下を見降ろしてみたりして。

上を目指すと、踊り場があって、

2階へ。

2階から見た景色です。

階段がカーブしている裏側です。

すべては隠れてしまいますので、見られるのは今だけです。

ここに手すりが付くそうです。

どんな手すりがつくのでしょう。

近くで見てみると、こちらに何やら白い跡が残っています。

前に学校の階段だった名残です。

こちらも

たくさんの生徒に踏まれて、

経年変化もあって、いい味がでています。

手すりがついたら、また表情が変わりそうです。