りげんどうの日々

改修工事 はじまりからおわりまで

床づくり

2011年7月10日

床の仕上げが、古材板を貼って、そのまわりがセメントの洗いだしの予定。

大工さんが、床貼りとラス貼りをして、漆喰職人さんに現場を渡す準備をされています。

床の補強をしたり、

作業台を

動かして、場所を作ったりと準備をします。

こちらはすでに、古材板を貼り終えたところ。

岡本夫妻が柿渋を塗っておいてくださった板を、

製材します。

足で押えて引っ張って。

製材後。こちらを使います。

板の幅の印をつけてある材木をものさし代わりに。

板を敷く場所を、設計図で確認。

平行になるように調べます。

何度も入念に、楯横の幅を調べます。

決まったら、まず一枚を敷いていきます。

続いて打っていきます。

この作業が続きます。

次は周りにフェルトを敷きます。

     

     

その上にラスを貼ります。

フェルトを貼って、

最後は、お二人でラスを貼ります。

お二人が帰られた後は、山本さんがご担当。

ラスを貼ったところには、セメントが塗られます。

切って、合わせて、

打っていきます。

整然と打ってあります。

 くまなくラスが  

貼られていきます。  

壁、

階段室にも。

この上にセメントを塗ります。
ラスがあると、セメントの床への接着が強固になったり、セメントが乾いて縮むのを防ぐそうです。

(セメントが縮むと、そこを踏んでヒビが入ってしまうそうです。)

ラスを貼った後は、漆喰職人さんへバトンタッチです。

蜜ろう塗り

2011年7月9日

柿渋塗りが終わったら、次は、蜜ろうを塗ります。階段室の高いところにも。

関係者の皆さまで、色味の検討の結果、

蜜ろうを塗ると色が深まるということで決定。

この度ご担当された皆様。

篠原メタル工業の篠原友行さん。61歳。

お顔が見えないので、休憩中に。

岩田卓朗さん 32歳。

和田 海さん 32歳

こちらが蜜ろう。唐辛子入りで防虫効果があるそうです。

2階のトイレ、

玄関まわり、

建具の細かい所にも。

2階にあるがれきの運搬もご担当。

一階まで軽々と。

運んでくださいました。

お二人は同級生だそうです。


休憩時間の景色。

一階の古材板も蜜ろうをぬって色を深めます。

階段の面にも蜜ろうを塗ることになりました。

養生をしてあるビニールを剥ぎます。

お掃除をして、開始。

和田さんは上から下へと塗られます。

カフェのオーナーであったり、

作家であったり、

13歳のお子様のお父様です。

蜜ろうが足りなくなって、岩田さんから補給。

和田さんの担当部分終了。

最後は、岩田さんが磨いて終了。

他にも木工のお仕事をされているそうです。

 

建物の中が、深い地茶色になりました。いろいろな分野、地域の方が関わってくださっている建物です。

柿渋塗り

2011年7月8日

柿渋塗りが始まりました。こちらは岡本さんの奥様。
仕事の他に、大工さんの賄いを一手に引き受けて、朝、昼、晩ご飯の用意もご担当。

柿渋に

墨を混ぜたり、

べんがら粉を混ぜで、色を作ります。

色が決まりました。

塗られていたペンキを剥いだりと、用意。

2階から柿渋塗りが始まります。


建具は奥さまが担当、柱などはご主人が主に担当されています。

と思っていたら、

奥さまも柱を担当されています。

ペンキが塗ってあった柱で、

剥離剤で落ちきっていないものも多数あります。

そこで、古いペンキが残っている所に、柿渋を塗り

やすりでこすって、

    

柿渋を塗ると、古いペンキではじかれず馴染むそうです。

2階の柱が終わったら、

     

2階のトイレ、

そして、

階段

徐々に階を移して、1階へ。

一階の柱すべてを

塗り終えられて、終了。

岡本さんが帰られた後、きれいに塗られた建具が並べてありました。
そして、柿渋を残して帰っていただき、その後新たに加わった建具などに、
大工さんが柿渋を塗られます。

こちらの建具は撤去。

釘を外して、

こちらに、

新しく入る建具の大きさを調節して、

入れます。

柿渋を塗って色を合わせます。

玄関の建具です。

新しく壁を作ります。


よろい工法です。

      

仕上がったところで柿渋を塗って

     

細々したところを微調整。

  

玄関のトーンがそろいました。

ちなみにこちら、4月に着工した時には、

このような感じでした。