りげんどうの日々

あたらしい芽

2021年4月2日

4月は「はじまり」の時。

早咲きの桜は瞬く間に花びらを散らし、木々は萌葱色の新芽をのばし始めました。

長そででは汗ばむような日も多くなり、半そで姿で公園を駆けめぐる子どもたちも増えてきました。在宅勤務がふえたためか、真新しいスーツ姿を見かけることは少なくなり、すこしさみしいような気もします。けれどきっと、それぞれの場所で、あたらしいはじまりに胸をふくらませてこの4月を迎えた方はたくさんおられるはず。ふんわりとやわらかい春の空気には、そんな、数多くの期待がふくまれているような気がします。

りげんどうへも、あたらしい春の食材がたくさん届いています。うるいにわらび、スナップエンドウ。たけのこに若芽(わかめ)もこの時期ならではの旬の素材です。

米ぬかと鷹の爪を加えて下茹でしたたけのこは、わかめと一緒に若竹煮に。明日からのお膳の小鉢にあがります。ひとつひとつ、丹精込めてつくっています。限られた営業日数ですが、手をかけたお料理をじっくり味わっていただき、穏やかな春のひとときを過ごしていただけますように。いつもあたらしい、りげんどうでいられますよう、スタッフ皆ではたらきたいと思います。