2014年10月20日
秋も深まり、新米が美味しい季節になりましたね。
先日、りげんどうで出汁とり教室を開催いたしました。
晴海で鰹節の卸し問屋を営む鰹節のプロ、「タイコウ」さんをお招きしご指導頂きました。
この方が「タイコウ」の稲葉泰三さんです
一見強面ですが(笑)、江戸っ子ちゃきちゃきで優しくご指導頂きました。
鰹節のよもやま話にはじまり、鰹節の良しあし、削りかたを教えて下さいました。みなさん必死でメモをとっております。
いよいよ出汁とり本番です。
まずは、昆布をお水から。前の晩から浸しておくのがベストですが、今日は弱火でじっくりとうま味を抽出します。
昆布を煮だしている間に…鰹節削り実践です!
シャッシャッと店中に鰹節を削るいい音が響きます。
削りたてのふわっふわの鰹節、ん~たまらなくいい香り!
削った場所により血合いが多い鰹節とそうでない鰹節いろいろですが、料理人は料理によって使いわけるそうです。
昆布の出汁がとれたら、いよいよ鰹節を投入です。
店内はほんわかお出汁の香りに包まれておりました。
鰹節をいれたら沸騰させないとか、いろいろ説はありますが、いい鰹節を使えば、沸騰させようがなにしようが美味しいお出汁がとれるそうです。
盆ざるに鰹節をこして最後の一滴までぎゅっっとしぼります。
黄金お出汁がとれました~!!
最後はそのお出汁をたっぷり使い、りげんどう料理長特製炊き込みご飯とお味噌汁です。
「出汁」をとる食文化は世界に3つあり、ひとつは中国の「湯」、ヨーロッパの「スープストック」、日本の「出汁」です。
最近和食が無形文化遺産にもなり日本の出汁がますます注目されています。昆布の「うま味」や出汁の「うま味」を感じることができる繊細な舌、味覚を私たち日本人はもっているといわれています。
丁寧に暮らすことが今いろんな分野で、少しずつ見直されている気がします。
まずは、おうちで出汁をとることからはじめてみませんか?
鰹節生活始めましょ!
次回は応用編でそばつゆ教室を開催する予定です。
乞うご期待!
この度はお忙しいなかお集まりいただきましてどうもありがとうございました。
この場をお借りして、教室に参加して下さった方々に深く御礼申し上げます。
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