りげんどうの日々

大工

古木を使った階段ができるまで その3

2011年6月9日

階段ができました。
古木を使ってあるので、とても味のある階段が生まれました。

最後の直線部分の階段を作成中。

今度は、坂本さんが制作をご担当です。

溝を掘って、

細いノミで微調整中。

微妙な板の反りに合うよう、とても細かいお仕事です。

荊尾さんは、板のはめ込みに苦戦中。


反ったりねじれた板を、溝に入れるに三人がかりで

押さえていただいて、

様子をみながら、金づちでたたいていきます.

そこで、こちらがご登場。名前は、バイス。

ねじれたものを入れるのに、添え木をして、

溝にはまるように、板をねじります。

釘で止めて、

二人で持ち上げます。

上では、窪田さんがスタンバイ。

階段を上がって受け止めます。

一旦、降ろして、微調整。

そして、再度持ち上げ、

そろっと、降ろして、

上の部分を降ろしたら、

カマチがあって、入らないので、取り外します。

微調整中。

こちらも少し隙間があるので、微調整。

もう一度

カマチを入れ直します。

隙間の微調整をして、

ぴったりはまりました。

釘で留めます。

そして、完成です!

古木を使った階段ができるまで その2

2011年6月8日

階段の下地を、入れます。

とても、重いので二人で運んで、

柱に当たらないように慎重に入れていきます。

そーーっと前に引き出して、

状態をみながら、

登ってみたりしながら、

柱より、少し前にでるくらいに置いて、

固定します。

合ジャクリの板で、ケコミを埋めていきます。

登ってみて状態を確認。

背面の部分も、

同じく板でふさぎます。

背面の様子。

床と平行になるように、釘を打っていきます。

階段が曲がる部分の制作中。

合わせて、

釘で固定します。

同じく、隙間を埋めていきます。

古木を使った階段ができるまで その1

2011年6月7日

階段作りがスタート。

その前に、荊尾さんが、図面のようなものを書かれていました。

サササラを板当てて、

長さや、

角度、

高さ、

印をつけたりと、計測の後、

それらの数値を、ササラ板に反映されていました。

その後、切った板を、

入れてみて、様子をみます。

用意されたのは、こちら。実は、廃校になった小学校の階段に使われていたもの。
 

一枚一ま表情の違う板を計測して、

階段の幅に合わせてカットします。

それらをササラ板に一枚一枚合わせて印をつけていきます。

古木ですので、板が添っています。

一枚一枚、反り具合も違います。

印を入れたところの溝を

掘っていきます。

合わせてみて、

微妙な部分は、

ノミを研いで、

細かいところを掘って調整します。

微調整を何度も繰り返して、

板を入れてみます。

もう片方のササラ板を合わせて、

二人がかりで、溝に入れていきます。

釘を打って、固定します。