屋根まわりの作業が始まります
2011年5月30日
解体と同時に、屋根を作る作業が始まります。
屋根の上では、
板金を外す作業が行われています。
こちらは板金を専門に取り扱われている職人さん。
古くなったトタンを剥いでいきます。
一つ一つ釘を取り外して、
次々と外されていきます
きれいに折りたたんで
無駄なく積まれていきます。
トタンを剥いだあと
野地板や
垂木を取り除いて、
青空全開になりました。
もとあった柱が、このようにボロボロでしたので、
新しい柱を、
ジャッキで、建物を支えながら、
ハンマーで添え木をして打ちこんでいきます。
何度もやり直したりしながら、
入りました!
次は、その対角線上にある柱。
建物をジャッキで高さ調節をして、
固定します。
今、入っている桁の下に
溝を掘って、
板を入れて、
指鴨居を打ち込んでいれます。
バランスをみながら支えて、
添え木をしてハンマーでたたいて、
調節しながら、入れていきます。
最終、固定します。
その横の面の作業へ。
柱と直角になるよう計測して、
同じように調節しながら、
柱を入れます。
1トン引く力があるという金具で固定します。
もう片方も。
次々と作業が続きます。
解体した時に出た味のある古木の釘を抜いておきます。
味が出てきているので、状態がいいものは使います。
カテゴリー:大工,改修工事 はじまりからおわりまで,板金、樋
解体、撤去作業 最終
2011年5月29日
設設計士の渡部さんと、大工の荊尾さんは
いつも打ち合わせをしながら仕事を進められています。
手元を覗かしていただきました。
その横で、荊尾さんが計測されています。
二階では、
冷房の配線の撤去。
トタン屋根。傾斜がゆるいので瓦が敷けないそうです。
かなり傷んでいます。
かなり傷んでます。
そのトタン屋根の裏にあたる天井。
二階部分の下にある天井
階段の裏。
まじまじと見ることもあまりないと思います。
次の工事まで少し間があくので、筋違え(すじかえ)をして、地震対策をします。
このように、斜めに板を、で打ちつけます。
もう一か所にも。
がれきも片づけられ、
きれいになりました。
ここは次回ということで。
つつぬけになりました。
この二つあるドアがどうなるのか。
今回の大工さんのお仕事はここまで。次回から建物に手が加わっていきます。
カテゴリー:改修工事 はじまりからおわりまで,解体
解体、撤去作業大詰め
2011年5月20日
職人さんの朝はとても早いです。
10時近くには、ひと仕事終わって、休憩です。
連日の、解体、撤去作業、お疲れ様です。
まずはこの和室から、取りかかります。
渡部さんの目に留まったのは、こちら。 いいね~!ということで、
「生かすこと」
もうひとつ、「生かすこと」。
そして、いつの間にか、部屋がきれいになっています。
畳をはいでみます。
畳には、運びやすいように、このように持ち手がついているそうです。
そして、床の釘を抜いて、
測って。
使われている釘は、洋釘だそうです。
尺、寸、間が飛び交う中、いきなり、インチ、フィートが登場します。
建築現場で、センチ、メートルが出てくることはほとんどありません。
いろいろ教えていただいています。
めくって、床下を見て、荊尾さんと渡部さんが相談をされています。
そして、すぐに荊尾さんは持ち場へ戻られ、
今まであった壁が、
いつの間にかなくなっていました。
渡部さんのメモを覗かしていただきます。
電気の配線を切っても大丈夫ですか?と聞いたら、
元が切ってありました。
天井は、この状態で残されるようです。
どのような照明がつくのでしょう。
屋根裏の状態も見せていただきます。先ほどの天井の裏になります。
木摺漆喰の壁があった所を見ます。木が突き出ていなくて、平です。
掃除をする川上さん。
山本さんもお掃除。 誰もが皆、仕事を先読みして動かれています。
先程剥いだ畳も、いつの間にか外へ持ち出されていました。
剥いだ壁などはまとめて廃棄します。
外でトラックもスタンバイ。
次は、階段の横の部分。
上部の壁も同じように剥いで、
天窓の横の天井に穴を開けた瞬間に、
「逃げろ!」と指示があります。 この埃を吸うと、風邪をひくそうです。
ということで、重装備のマスクが登場します。
壁を壊して、
剥いでいきます。
そして、あっという間に、
きれいになります。
テラス近くの床も剥いで見ます。
軒下の状態を見たら、そのあと、
裏の釘をカナヅチで倒して、
もう一度蓋をします。
山本さんの歩かれた後には、ゴミがありません。
スッキリ。
廃棄するものも美しくまとめてあります。 ゴミの捨て方にも、職人さんの美学、再び。
カテゴリー:改修工事 はじまりからおわりまで,解体