りげんどうの日々

改修工事 はじまりからおわりまで

ねずみ漆喰 塗り付け

2011年7月14日

下塗りが終わったら、次は、上塗りです。

ねずみ漆喰を使った上塗りが始まりました。
上塗りは、一度目は下擦り(チリ塗り後縦に)、二度目は塗り付けむら直し(下擦り後横に)、そして、最後はこなしという作業で完了します。

まず、上塗りの下擦り(縦塗り)を追ってみたいと思います。


◇◆◇次は、横塗りをします。

イタリア漆喰を使って、ねずみ漆喰を作成

2011年7月13日

この度、漆喰はイタリアからやってきた、ラスチコを使います。
壁には、ねずみ漆喰を使いますので、黒の顔料を合わせて色を作ります。

こちらが、今回の色を出すための配合表。

元になるのは、こちらのイタリア漆喰。

黒の顔料を計ります。

ドイツからやってきた顔料です。

こちらを、

漆喰に混ぜます。

黒い塊が残らないように、

根気よく混ぜます。

結構な時間、混ぜ合わせます。汗が入らないよう、気をつけながらの作業です。


黒い筋がなくなってきたら、

袋に入れて、

保管します。

使いたいときにすぐ使えるようにしてあります。

使う時は、袋から出して、

お水を入れて、混ぜます。

お水を足して、微調整。  

さらに攪拌機で混ぜ合わせます。

窓まわりの下塗り

2011年7月13日

窓周りの漆喰の下塗りを、房男さんと福太郎さんでご担当。
窓の外側と内側にかかるので、お二人同時に始められます。

福太郎さんが16歳の時に、房男さんに弟子入りされているので、
親方と弟子のご関係です。

漆喰を分け合って始まります。

      

最後は、刷毛の模様を入れておしまいです。

身内であり、師弟関係であるお二人の共同作業。
息のあった、美しい光景でした。

この他にも、別の所を塗られていましたので、ダイジェストで。